四月初旬、私は広州花都に息づく生地問屋の聖地、狮岭皮革城へと足を踏み入れました。空は薄曇りながらも、まだ春感の残る？29℃。広大な市場を巡る四時間の旅は、まるで宝探しのようでした。

軒を連ねる生地屋から溢れ出す、色とりどりのレザー、洗練されたテキスタイル。その一つひとつに、作り手の魂が宿っているかのようです。ひたむきに商いに励む店主たちの眼差しからは、日々の積み重ねの大切さ、そして何よりもモノづくりへの熱い情熱がひしひしと伝わってきます。彼らの逞しい生命力に触れるたび、私もまた奮い立たされる思いがするのです。

早くも私たちの視線は、来る秋冬、そして新たな春へと向かっています。法人のお客様に向けたバッグのOEMのご相談を承り、得意とするメンズ、ガジェット系小物、そして旅を彩るスーツケースを中心に、新たな創造の息吹を吹き込んでいます。ハンドバッグについては、信頼を寄せる提携工場の熟練の職人たちと共に、細やかな開発サポートを行っております。

目前に迫る5月の展示会に向け、現在まさに奔走している最中ではありますが、早くも次なる舞台、11月の展示会に向けた企画のご相談も頂戴し始めております。もし御社の描く理想のバッグの輪郭が少しでも見えているなら、ぜひ私たちにお声がけください。情熱と創造力を持って、その夢を形にするお手伝いをさせていただきます。